車の輸送方法にはどんな選択肢がある?陸送・海上輸送を比較

引っ越しや転勤、車の売買などで車を別の場所まで運びたいとき、選べる輸送方法はいくつかあります。ここでは代表的な3つの方法を整理し、それぞれのメリット・デメリットと、沖縄など離島へ運ぶ場合に必ず押さえておきたいポイントを解説します。

車の輸送方法は大きく3つ

車を運ぶ方法は、大きく分けると次の3つに分類できます。

  • 自走:ドライバーが運転して目的地まで走行する
  • 陸送(キャリアカー輸送):積載車(キャリアカー)に載せてトラックで運ぶ
  • 海上輸送(フェリー・RORO船):フェリーやRORO船に車両を乗せて海路で運ぶ

どの方法が使えるかは、出発地と目的地の位置関係によって決まります。本土間の輸送であれば自走・陸送・海上輸送のいずれも選択肢になりますが、海を挟む区間がある場合は海上輸送が避けて通れない工程になります。

自走

所有者本人またはドライバーが実際に運転して目的地まで移動する方法です。運搬費用そのものはかからず、ガソリン代・高速代・宿泊費(長距離の場合)が主なコストになります。一方で、長距離になるほど走行距離がかさんで車両の消耗が進み、ドライバーの移動時間・体力的な負担も大きくなります。また、そもそも道路がつながっていない区間(海を挟む区間)は自走では運べません。

陸送(キャリアカー輸送)

車両輸送専用のキャリアカー(積載車)に車を載せて、トラックで運ぶ方法です。車両輸送業者に依頼するため走行距離が加算されず、車両を消耗させずに運べるのが利点です。ただし、キャリアカーもトラックである以上、道路が通じている範囲でしか運べません。本土内の輸送では広く使われる方法ですが、海を渡る区間には単独では対応できず、後述する海上輸送と組み合わせる必要があります。

海上輸送(フェリー・RORO船)

フェリーやRORO船(Roll-on/Roll-off船)に車両を乗せて海路で運ぶ方法です。RORO船は車両が自走でタラップを渡って乗り降りできる構造の船で、クレーンでの積み下ろしが不要なため荷役時間が短く、コストも抑えやすいのが特徴です(詳しくは船の種類とは?で解説しています)。旅客と一緒に運ぶタイプは一般にカーフェリーと呼ばれます。

海上輸送は運航スケジュールに沿って輸送するため、自走や陸送に比べて日数がかかります。出発地・到着地の港まで車両を運ぶ手配(陸送との組み合わせ)が必要になる場合もあります。

沖縄など離島へは海上輸送が必須

沖縄本島をはじめとする離島へ車を運ぶ場合、本土との間に海があるため、自走はもちろん陸送単独でも運ぶことはできません。必ずどこかの区間でフェリーやRORO船による海上輸送を挟む必要があります。

そのため沖縄への車両輸送は、実務上は「出発地から港までの陸送(または自走)」+「港から那覇までの海上輸送」+「那覇港から最終目的地までの陸送(または自走)」という組み合わせで完結します。個人のお客様がこの手配をすべて自分で行うのは手間がかかるため、車両輸送業者に依頼して港までの手配から海上輸送、受け渡しまでを一括で任せるのが一般的です。

どの方法を選ぶべきか

区間ごとの判断の目安は次のとおりです。

  • 道路がつながっている近距離:自走が最も安価。ただし走行距離・時間がかさむ場合は陸送も検討
  • 道路がつながっている長距離:車両を消耗させたくない、運転の負担を避けたい場合は陸送
  • 海を挟む区間がある(沖縄・離島など):海上輸送が必須。陸送区間とあわせて業者に一括依頼するのが手間が少ない

実際の料金・所要日数はルートによって異なります。東京・大阪から那覇への車両輸送の料金相場と申込みの流れは、下記の関連サービスページでご確認いただけます。

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