船の種類とは?貨物船・タンカーなど輸送方法別に解説

貨物を運ぶ船にはいくつかの種類があり、輸送する貨物の形状や性質によって使い分けられています。ここでは代表的な5種類の船を、それぞれの特徴とあわせて解説します。

コンテナ船

規格化された海上コンテナを専用に積み込む船で、現在の国際海上輸送における主力の船種です。船体にコンテナを積み重ねるための専用の枠(セルガイド)を備え、甲板上にも段積みできる構造になっています。積載能力は20フィートコンテナ換算の単位であるTEUで表され、大型船では2万TEUを超えるものも登場しています。決まった航路・スケジュールで定期的に運航される定期船が中心で、荷主にとってはスケジュールの安定性や積み替えのしやすさが利点です。

ばら積み船(バルクキャリア)

石炭、鉄鉱石、穀物、木材チップなど、梱包されていない貨物(ばら積み貨物)を船倉に直接積み込んで輸送する船です。船内はホールドと呼ばれる複数の区画に分かれており、貨物の種類や量に応じて積み分けられます。コンテナ船のような固定航路・定期運航ではなく、荷主の依頼や貨物の発生状況に応じて航路を決める不定期船として運航されるのが一般的です。

タンカー

原油、石油製品、LNG(液化天然ガス)、化学薬品などの液体貨物を輸送する船です。輸送する貨物の種類によって原油タンカー、プロダクトタンカー、ケミカルタンカー、LNG船などに細かく分類されます。船内はタンク状の区画に分かれ、貨物の温度・圧力管理や、他の貨物・海水との混合を防ぐための設備を備えているのが特徴です。

RORO船・フェリー(車両輸送)

RORO船はRoll-on/Roll-offの略で、車両がタラップを使って自走したまま乗り降りできる構造の船です。トラックや乗用車を輸送する際、クレーンでの積み下ろしが不要なため荷役時間が短く済み、コストも抑えやすいのが特徴です。旅客も一緒に運ぶタイプは一般にフェリーと呼ばれます。沖縄へ自家用車を輸送する際も、こうしたRORO船やカーフェリーを使った航路が利用されています。

一般貨物船(在来船)

コンテナやばら積みといった特定の貨物形態に特化せず、多様な形状・梱包の貨物を積める汎用的な船です。自船にクレーンなどの荷役設備を備えている船が多く、大型の荷役設備が整っていない港への輸送にも対応できるのが強みです。かつては国際輸送の主力でしたが、コンテナ船やRORO船への置き換えが進んだことで、現在は隻数・輸送量ともに減少傾向にあります。

沖縄への車両輸送・貨物輸送のご相談はこちら

メールまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら