フェリーとRORO船、コンテナ船の違いとは
沖縄航路で使われる船には、大きく分けてフェリー・RORO船・コンテナ船があります。船の種類とは?で解説した内容をもとに、ここでは特にこの3種類の違いに絞って、荷役方法と運べる貨物の観点から整理します。
沖縄航路でよく使われる3種類の船
本土-沖縄間の航路では、車両やコンテナを運ぶために、主にフェリー・RORO船・コンテナ船という3種類の船が使われています。名前は知っていても、具体的に何が違うのかは分かりにくいという声もよく聞かれます。
荷役方法の違い(自走か、クレーンか)
最も大きな違いは、貨物の積み下ろし方法です。
- フェリー・RORO船:車両がタラップを自走して乗り降りする構造。クレーンを使わないため荷役時間が短い
- コンテナ船:クレーンでコンテナを吊り上げて積み下ろしする構造。車両の自走は前提としていない
フェリーは旅客も一緒に運ぶタイプ、RORO船は貨物専用のタイプという違いはありますが、いずれも自走乗降できる点は共通しています。
それぞれ運びやすい貨物の違い
荷役方法の違いから、運びやすい貨物にも違いが出ます。
- フェリー・RORO船:乗用車、トラック、建設機械など、自走またはトレーラーで運べる貨物に向く
- コンテナ船:規格化されたコンテナに収まる一般貨物(家具、雑貨、機械部品など)の輸送に向く
車を輸送したい場合は基本的にフェリー・RORO船が使われ、コンテナ単位の一般貨物はコンテナ船で運ばれるのが実務上の使い分けです。
どの船を使うかは荷主が選ぶものか
実際には、荷主が個別に「この船を使ってほしい」と指定するケースは多くなく、運びたい貨物の種類(車両かコンテナ貨物か)を輸送業者に伝えれば、適した船・航路を業者側で手配してくれるのが一般的です。車の輸送方法については車の輸送方法にはどんな選択肢がある?でも詳しく解説しています。