内航海運とは?法規制と仕組みの基礎知識

内航海運は、日本国内の港と港を結ぶ海上輸送を指す言葉です。本土から沖縄への輸送も、国境をまたがない国内輸送であるため、この内航海運にあたります。

内航海運とは

内航海運は、国内の港湾間を結ぶ海上輸送全般を指し、コンテナ船・RORO船・フェリー・ばら積み船など、さまざまな船種によって担われています。トラック輸送だけでは運びきれない大量・重量の貨物や、離島向けの輸送において重要な役割を果たしています。

国際海運(外航海運)との違い

海外の港との間で貨物を運ぶ国際海運(外航海運)に対して、内航海運はあくまで国内の港同士を結ぶ輸送です。通関とは?沖縄向け輸送で誤解されやすいポイントで解説しているとおり、国境をまたがないため通関手続きは不要で、適用される法規制も国内法(海上運送法など)が中心になります。

内航海運を支える法規制の基礎

内航海運では、日本籍船が輸送を担うことを原則とする「カボタージュ制度」と呼ばれる考え方があり、外国船舶による国内輸送は原則として制限されています。また、内航海運業を営むには内航海運業法に基づく登録・届出が必要となるなど、事業者側にも一定の法的な枠組みが設けられています。

沖縄物流における内航海運の役割

沖縄は本土と陸続きでないため、生活物資から車両、建設資材まで、あらゆる貨物の輸送を内航海運に頼らざるを得ません。沖縄と本土の物流コストが高いのはなぜかで解説している構造的なコスト要因も、この内航海運への依存度の高さと密接に関係しています。

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