コンテナ・トレーラーのサイズとは?10ft・12ft・20ft・フラットラックを図解
海上輸送で使われるコンテナやトレーラーには、輸送する貨物の量や形状に応じていくつかの規格サイズがあります。ここでは実際の輸送機材の寸法をもとに、代表的なサイズを図解付きで解説します。
輸送機材サイズの基本
国際海上輸送では20フィート・40フィートのISO規格コンテナが主流ですが、日本国内の沿岸輸送(本土⇄沖縄間など)では、道路事情や荷役設備に合わせて10フィート・12フィートといった国内規格コンテナや、20フィートコンテナ、トレーラーが中心的に使われています。同じ「コンテナ」でもサイズによって内容積・自重が大きく異なるため、貨物の量に合った機材選びが輸送コストを左右します。
ドライコンテナのサイズ比較(10ft・12ft・20ft)
温度管理が不要な一般貨物の輸送に使われる、最も一般的なコンテナです。長さの違いによって内容積が変わり、貨物の量に応じて選択します。
| サイズ | 内寸幅 | 全高 | 奥行 | 内容積 | 自重 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10ftコンテナ | 2,318mm | 2,366mm | 2,923mm | 16.0m³ | 1,520kg |
| 12ftコンテナ | 2,318mm | 2,366mm | 3,590mm | 19.7m³ | 1,700kg |
| 20ftコンテナ | 2,350mm | 2,393mm | 5,898mm | 33.2m³ | 2,450kg |
10フィート・12フィートは国内の沿岸輸送でよく使われるサイズで、幅・高さは共通のまま奥行だけが変わります。20フィートは国際輸送量の基準単位であるTEU(後述)1本分に相当する、最も広く流通しているサイズです。
20フィートフラットラック
側面や屋根の壁がなく、床と両端の固定された妻壁のみで構成されたコンテナです。車両、木材、鋼材など、幅や高さが規格コンテナに収まらない貨物をクレーンで上から積み込む際に使用します。
| サイズ | 幅 | 高さ | 奥行 | 自重 |
|---|---|---|---|---|
| 20ftフラットラック | 2,126mm | 2,018mm | 5,646mm | 2,050kg |
フラットラックには内容積という概念がなく、貨物の外形寸法がそのまま積載可否の基準になります。
12mトレーラー(平床・ウイング)
コンテナに収まらない大型貨物や、荷役の都合でコンテナ化しない貨物には、トレーラーが使われます。荷台の構造によって「煽付平床(あおりつきひらとこ)」と「ウイング」の2タイプに分かれます。
| タイプ | 長さ | 幅 | 高さ |
|---|---|---|---|
| 煽付平床 | 12,290mm | 2,400mm | - |
| ウイング | 12,290mm | 2,350mm | 2,150mm |
煽付平床は側面のあおりを倒せるため、フォークリフトでの横積みがしやすいのが特徴です。ウイングは側面がまるごと開閉する箱型の荷台で、雨天時の積み込みや、盗難・汚損を避けたい貨物の輸送に向いています。車両輸送については東京→那覇の車輸送のページでも案内しています。
TEU・FEUという単位について
TEU(Twenty-foot Equivalent Unit)は20フィートコンテナ1本を1として数える単位で、港やコンテナ船の取扱量・積載能力を表す際に使われます。40フィートコンテナは2TEUとして計算されるほか、FEU(Forty-foot Equivalent Unit)という40フィートコンテナを1とする単位が使われる場合もあります。用語については用語集でもまとめて解説しています。