ドレージとは?港と倉庫を結ぶ陸送区間の役割
ドレージ(Drayage)は、港のコンテナヤード(CY)と、荷主の倉庫・工場などの間を、コンテナに積んだままトラックで運ぶ短距離の陸送区間を指す言葉です。海上輸送全体の中では地味な工程ですが、コンテナ輸送を完結させるうえで欠かせない役割を担っています。
ドレージとは
海上輸送されたコンテナは、船から降ろされた後も自動的に荷主の手元に届くわけではありません。港のコンテナヤードから、荷主が指定する倉庫や工場まで、コンテナをトレーラーに載せたまま運ぶ陸送区間が必要になります。この区間の輸送を一般にドレージと呼びます。
なぜドレージが必要になるのか
コンテナ船が接岸できる港は限られており、荷主の倉庫・工場が港に隣接しているケースはまれです。そのため、コンテナ単位(コンテナのサイズを参照)で貨物を輸送する以上、港からの最終区間を陸送でつなぐ工程が必ず発生します。
コンテナヤードから倉庫までの流れ
一般的なドレージの流れは、コンテナヤードでのコンテナ引き取り→トレーラーでの陸送→倉庫・工場での荷降ろし(または倉庫でコンテナから荷物を取り出した後、空のコンテナをコンテナヤードへ返却)という工程になります。フォワーダーや輸送業者に依頼すれば、この一連の工程を含めて手配してもらえるのが通常です。
コストへの影響
ドレージは短距離の陸送とはいえ、トレーラーの手配・燃料費・高速代などのコストがかかります。また、用語集で解説しているフリータイムを超えてコンテナヤードにコンテナを留め置くと、デマレージなどの追加費用が発生する場合もあるため、ドレージのスケジュールを事前に調整しておくことがコスト管理の面でも重要です。