冷凍・冷蔵コンテナ(リーファーコンテナ)の仕組みと温度管理
コンテナの種類とは?で紹介したリーファーコンテナについて、ここではその仕組みと、輸送中の温度管理で気をつけたいポイントを詳しく解説します。
リーファーコンテナの基本的な仕組み
リーファーコンテナは、コンテナ本体の一端に冷却ユニットを内蔵しており、庫内の空気を循環させながら設定した温度を保つ構造になっています。ドライコンテナとは異なり、輸送中も継続的に電力を供給し続ける必要がある点が大きな特徴です。
電源の確保が輸送中も必要
リーファーコンテナは冷却ユニットを常時稼働させる必要があるため、船内・トレーラー・保管ヤードなど、輸送の各段階で電源への接続が欠かせません。船舶にはリーファーコンテナ専用の電源設備(リーファープラグ)が用意されているのが一般的ですが、接続できるコンテナ数には限りがあるため、リーファーコンテナを使う輸送を依頼する際は、事前に業者へ対応可否を確認しておくことが重要です。
温度設定と貨物ごとの違い
リーファーコンテナの設定温度は、輸送する貨物の性質によって異なります。冷凍食品であれば氷点下の温度設定、青果物であれば品目に応じた低温(氷点下ではない温度)での管理が必要になるなど、貨物ごとに適した温度帯が変わります。沖縄向け農産物・生鮮品輸送で気をつけることでも触れているとおり、輸送する品目を業者に正確に伝え、適切な温度設定を依頼することが品質維持の前提になります。
利用する際に確認しておきたいこと
リーファーコンテナを利用する際は、次の点を事前に確認しておくと安心です。
- 輸送する品目に適した温度設定が可能か
- 発着港・船内で電源接続に対応しているか
- 温度の記録・モニタリング(トラッキング)に対応しているか
ドライコンテナに比べて運賃が高くなる傾向があるため、品目・輸送日数を踏まえて本当にリーファーコンテナが必要かどうかも、あわせて業者に相談するとよいでしょう。