喫水とは?港の水深制限と着岸できる船の関係

船の大きさに関する言葉として「喫水(きっすい)」があります。あまり聞き慣れない言葉ですが、どの港にどの船が着岸できるかを左右する重要な要素です。

喫水とは

喫水とは、船が水に浮かんでいるときの、水面から船底までの深さのことです。貨物を多く積んで船が重くなるほど、喫水は深くなります(船体がより深く沈む)。喫水は船の積載状況によって変動するため、同じ船でも空荷の時と満載の時とでは喫水の深さが異なります。

港の水深制限との関係

港や航路には、それぞれ水深の限界があります。船の喫水が、着岸しようとする港・航路の水深を上回ってしまうと、座礁のリスクがあるため入港できません。そのため、大型船・大量の貨物を積んだ船ほど、着岸できる港が限られる傾向があります。一般に大きな港ほど水深が確保されていますが、小規模な港では大型船の着岸が難しい場合があります。

荷主にとって関係する場面

通常、荷主が喫水を直接意識する場面は多くありませんが、船のトン数(総トン数・載貨重量トン数)とは何を表す数値かで解説した積載能力の大きい船を使う輸送や、離島・小規模港への輸送を検討する際には、その港に着岸できる船のサイズに制約がある場合があります。輸送業者は、こうした港の条件を踏まえて使用する船を選定しています。

沖縄の港と船の大きさ

沖縄本島の那覇港などの主要港は、コンテナ船・RORO船が着岸できる水深が確保されていますが、宮古島・石垣島など先島諸島の港は本島の港と比べて規模が小さく、就航できる船のサイズにも一定の制約があります。宮古島への貨物輸送とは?石垣島への貨物輸送とは?で触れている、本島での積み替え(トランシップ)が必要になる背景には、こうした港の条件も関係しています。

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